奥庭荘を後にする。
今度来るときは是非宿泊したいものです。
とりあえず上の御庭駐車場に向かう
が、急な坂道の今度は登り。
年齢の割には体力があると思ってたけれど
数メートル進んだだけで息が切れ始める。
ゼーゼーハーハーゼーゼーハーハー。
これは、少し休み休み登らないと。
もう、荒い息を通り越して過呼吸になってます。
心臓もバクバク、肺も痛くなってくる
足にもかなりくる。
えぇー?いくら昔のような体力はなくても
この程度の上り坂こんなに息が切れるかぁ?
足利の織姫神社の階段の方がきついくらいなのに
もう、十数メートル登っては休み登っては休み。
そう!つっつピーは富士山を甘く見てました。
ここはすでに海抜2400メートルほどの高さ。
そりゃ空気は薄いさ。気圧も違う。
織姫神社の階段とは比べられるものじゃないです。
なんとか駐車場まで到達。
おおっ!
富士山頂が見えるではないか
疲れた体に鞭打って
iPhoneXを取り出し撮影。
もう雪はなさそうです。
さて、息も元に戻ったし
バスはと思ったけど頭がはっきりしなくて
時刻表を見る気もしないし
タクシーがちょうど駐車場に入ってきたけど
すでに客が乗っている。
仕方ない景色を楽しみながら歩くか
って思ったのが間違いの元。
スバルラインはバスがビュンビュン来るので
歩くのはちょっと怖い。
五合目までのハイキングコースがあったので
行ってみることに。
この選択が決定的な間違いでした(^_^;)
御中道(おちゅうどう)という
五合目まで続く道がある。
よし!行ってみよう。
ふんふん、こういけばいいのね。
と、この時は単純に。
登山にはまったく縁のなかったつっつピーは
気楽に考えてました。
涼しいしこれくらい歩けるだろうと。
道端にはかわいい花が。
なんだろう?
道はこんな感じで
富士山が噴火した時に
飛んできた石でできているような感じ。
ルート上には石が敷かれていて
歩きやすそうだ。
野生生物の案内板もある。
たぶんこっちだろうと石の敷いてある方を登るが
さっきと同じように息切れが(^_^;)
でも、歩いているうちに慣れてきました。
急できついけど比較的楽しく登ります。
富士山頂が刻々と変化してきます。
晴れてたと思ったら雲や霧がかかったり。
下界は雲で何も見えません
眺望はゼロに近い。
何かの実が。
あれれ?なんだか雲行きが?
しかし、つっつピーが歩いている道は
日差しがモロに刺さってきます。
日が当たると体感温度が急上昇。
みるみる汗が噴き出してきます。
すれ違う人もなく何となく不安。
さっき飲んだコケモモジュースは
みんな汗になってしまったみたい。
2400メートルだと
木も成長できないようです。
みんな低木。
かなり息が上がりますが
どうにかこうにか歩いて進みます。
でも、なかなか見れる景色ではないので
ちょこちょこ撮影していますが
もう文字を読む気力もないので
とりあえず撮影して後で読もう。
いい眺めです。
山頂がこんな近くに見えるけど
行くのは超大変です。
50年以上生きてきましたが
実を言うと富士山に来るのは初めてで
山頂を見たのも初めて。
必死に登ってたどり着いたのがここ。
もう字なんて読む気力もなし。
ここに東屋があって
昼食を食べている人たちがいました。
ホッと一安心、人間がいた。
この小山は寄生火山と言って
超小型火口のようです。
詳しくは拡大してお読みください。
ここまで来てもう道がわからず
スマホでネットからルートを見てみようとするが
もちろんつながらない。当り前だ!
考えが甘いんだよお前はって
自分自身に文句を言っている。
とりあえず下に向かうルートが
あるようなのでちょっと下ると
スバルラインの車の音がする。
スバルラインに出ればどうにかなるので歩いていると
結構急な下り坂。
石が軽石でコロコロ転がり
ウォーキングシューズでは対応できず
何度も何度も転びかける。
雪道を下っているみたいに一瞬も気が抜けない。
甘いんだよ富士山なめんなよ!と自分に言い聞かせる。
「やっベー、超やっベー、マジやっベー」と
バスで前にいた女子高生と同じこと呟いてる(^_^;)。
やっとの思いでスバルラインに出れてホッとしてルートを確認すると
なんだ、こう行けばよかったのかと。ほんと馬鹿です。
スバルラインを歩くのが一番確実と歩き出すも
もう足が限界に近づきすでに左太ももは
つってしまい2キロの道のりを
足を引きずってようやく五合目駐車場にたどり着きました。
五合目が見えてきました。
もう、足を引きずりながらの到達。
そこに着くとみんなバスで楽に来ていて
ほとんど外国人観光客。
なんだか馬鹿らしくなると同時に
腹立たしくなってきました。
五合目をパノラマで。
下界は曇ってて何も見えず。
眺望目当てだったらガッカリしていただろう。
新宿バスタ行きのバスは満員だったので
河口湖駅まで路線バス。
相変わらずの超満員ですが
バス停で先頭付近に並んでたので無事に座れました。
四合目から三合目にかけては雨が降ってきました。
この雨雲が下界への眺望を遮っていたのでしょう。
一合目に着くころには止んでいました。
山の天気は恐ろしいです。
沖縄のスコールの方がましなくらい?
河口湖駅から東京駅日本橋口行きの高速バスで戻る。
16時発で18時前に到着予定が
中央道、首都高ダブル渋滞で
到着が1時間半も遅れ、自宅に着いたのが22時を回っていました(^_^;)
次回からまた戦場ヶ原に戻ります。
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