家を出るときは天気が良かったが
付いたら曇っていた。
前日光ハイランドロッジには二度目だが
前回は途中通行止めがあって
一度はあきらめて、大回りして戦場ヶ原に行ったことがある。
GoogleMapナビでも
自動車メーカーの純正ナビでも
必ずこの通行止めの道路を指示する。
今回はもう一年以上たっているので
通行止めもどうだろうと
ナビ通りに行ってみたが
やはり「この道からハイランドロッジへ車ではいけません」という
看板が立っていたが、封鎖は解けていて
車が通た跡もある。
一か八かで入ってみたが、ひどい砂利道で
数十メートル入ったところで
道幅が、軽自動車一台分くらいしかない
途中まではダンプが入っている
工事用車両専用道路だが
山を越える道はバイクでも無理なような道だ。
仕方なく古峯神社経由の道に切り替えて
ロッジまで出た。
車を降りると
危うく踏むところだった
キンモンガ
よく見かけるのだが
すぐに名前を忘れてしまう
ほんと近頃覚えが悪くなった
天気はどんより
ロッジに着いた
嫌な看板だ
一応クマ鈴と笛
スプレーと用意をしてきたが
出会わないことを祈る
ロッジの裏側
駐車場前
枯れ木にビンズイ
ここですれ違ったカメラマンに
あの木の上の鳥は何か聞かれ
ホオジロでしょ、って適当に答えてしまった
ごめんなさい
さすがに一眼レフだ
P1000とは解像度が違う
前回はここにモズがとまっていた
もう、脇目も振らずに井戸湿原に向かう
目的はコマドリを見るということだ
これはアオジ
前回も全く同じ場所で鳴いていた
ここを縄張りにするのが
最適なのだろう
コゲラ
これは何だか
おそらくカワトンボだと思うが
ここにもキンモンガ
モズメス
井戸湿原から五段の滝に向かう途中
ウグイスが出てきた
珍しく逃げない
喉を膨らませて
ホーホケキョ
五段の滝に着くと
すごいさえずり
とてもきれいだが
さえずってる方を見ても
さっぱりわからず
いきなり横から飛んできたのを
闇雲にシャッターを押す
写ったのはミソサザイ
巣材を運んでいるようだ
美しいさえずりの正体はミソサザイ
方々で鳴いている
五段の滝ではカメラマンが一人いたが
気付いた時には居なくなってた
しばらくウロウロしたが
コマドリの姿はなく
失意のうちに戻ることを決意
ロッジ方面へと戻ったつもりが
見たことのない風景
しまった道を間違えた
道らしい道がなくて獣道みたいなのが
数本あるようなところなので
方向音痴のつっつピーは
十分注意して目印を考えなければならなかったのだが
しばらく歩いて、目の前に皮が乱暴にはがされた
木の幹を見つけた。
鹿だろうなぁなんて考えてたら
明らかの粉砕されたような木屑が散乱
近くにまだ濡れている大きめの糞
明らかに鹿の糞とは違う
これはいかんなぁと、来た道を急いで引き返すが
どうも戻る道がわからない
とにかく渓流沿いに歩けばいいはずだと
考えて歩いていたら目に前に出てきたのが
このミソサザイ
散々迷った挙句に撮影
本来なら帰る道を一刻も早く探すべきだが
鳥撮り屋の性なのか
レンズを向けて撮っていた
こういう時に限って
間近に出てくるものなんだろうな
ようやく道を見つけて
井戸湿原まで戻って
ホッと一息
井戸湿原に入る時も
出る時も
動物除けのドアを開けて行かなければならず
開けたらまたヒモで縛って行かなければならない
慌ててるときは非常に困る
東屋まで一気に戻り
ハアハアゼエゼエ息を切らせて
歩いてきたので
ベンチに腰掛けてしばらく息を整えて休む
目の前にこのクロヒカゲ
ようやく落ち着いてきた
と、またきれいなさえずり
もちろんコマドリのさえずりではなく
ミソサザイだ
探すと居た
でも遠い
ようやくロッジの牧場に戻ってきた
牛たちは呑気にしてる
耳にいっぱいぶら下げているが
鬱陶しそうだ
牛も大変だ
ホルスタイン柄もいるんだな
前回も今回も成果は上げられなかった。
ハイキング客もカメラマンも
前回に比べると居ないに等しいくらい少なかった。
まぁツキノワグマに出会わなかっただけ良しとしよう。
そう思いながら長い帰路に着いた。
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